ベビーマッサージの先生のためのスキルアップ講座です。
地域のベビーマッサージ教室を行うために基本的に知っていてほしいことのほか
よくお母さんから質問されることや提供するメニューのバリエーションなど、プラスの知識を学べます。
☑︎ベビーマッサージの資格を取ったけど自信がもてない
☑︎地域で信頼される指導者になりたい
☑︎活動の幅をさらに広げていきたい
こんな方におすすめです。
タッチ育児アドバイザー講座は6つのテーマから構成されています
①接触のルール
②感覚を育てる
③キッズタッチクラスをはじめよう
④食とコミュニケーション
⑤タッチケアと自律神経・ホルモン
⑥地域における支援の具体的展開
子どもたちの育ちが環境と共に変化し、それに伴う地域での親子支援の必要性はますます高まっています。
コロナ禍において、育児はますます孤独化しお母さんが一人で頑張らなくてはならない状況があります。
一方で情報は溢れ、「育児書ばかり読んで」と言われた時代も終わり、スマホで情報を得るものの多すぎて、何が確かなものかわかりづらくなっています。
子どもの生活習慣や健康についても、アプリやモニター等が一般的になり、意識は高まるものの感覚に頼る機会は減少しているのではないでしょうか。
育児を助けるグッズには子どもの自身の育つための経験を少なくする側面もあります。
そのような変化に対しても、私たちは柔軟に対応し、受け入れながら寄り添っていく必要があります。
その中でまず「タッチ(触れる)」という選択肢があること、日常の中に「触れる」を取り入れるメリットを体感できる機会を作れる指導者であれたらと考えています。
タッチ育児アドバイザーって?
かみぃずスクールオリジナルの呼称です。
地域で赤ちゃんとママの一番そばにいながら、気になることや困ったことなど「何かあったらまず最初に相談したい」なんでも話せる身近な窓口のような存在です。
タッチ育児アドバイザーは
●触れること(タッチ)の効果を体感し、接触のルールを守って行動できる人です
●タッチの親子への効果を伝えるスキルを持っています
●時代と共に変化する育児の環境、情報、方法に合わせた寄り添い方ができます
●地域コミュニティの中で専門者、支援者と当事者(ママ)同士を繋ぎます
全プログラム受講修了の方には「修了証」を発行し、活動に際し、タッチ育児アドバイザーの肩書を名乗っていただけます。
こちらは特に効力のあるものではありません。ですが、育児の不安に対し「まずは子どもに触れてみよう」と思えるママが一人でも増え、すべての子どもたちが正しいタッチで育つ社会の実現に向け、一緒に行動していただければ嬉しいです。
タッチ育児アドバイザーコミュニティの創設(年会費等は発生しないオンラインサロン形式)を計画中です。
それぞれの地域での実践報告、情報共有、学びの機会などを作っていきたいと思います。指導者自身も、横のつながりを作り、自分地域での小さな力が社会全体を変えていくことにつながっていると実感していきましょう。
私が目指しているのは「すべての子どもたちが正しいタッチ(接触)で育つ社会の実現」です。
みなさんはベビーマッサージを伝える時、何を大切にしていますか?
便秘や睡眠などをきっかけに参加するお母さんも多いですね。
私が一番大切にしていることは
「許可を得て触れる」というたった一つのルールです。
赤ちゃんも子どもも大人も、相手に触れるときにはルールがあります。
自分の身体への接触の主導権は、自分にあるということです。
ベビーマッサージを通してこのルールを伝えることは、健全な境界線のある親子関係の構築にも役立ちます。
一人一人が接触のルールを守り、丁寧に触れることを心がけることは、目の前の子どもの幸せを叶えることはもちろん、集団、地域社会、世界を変える力ももっています。
また、家庭内でのさまざまなタッチ(接触)に対しての相談にも具体的な答え方を考えていきましょう。
タッチケア(ベビーマッサージ)の脳神経系への効果はみなさんもちろん理解していますが、お母さんにはどのように説明していますか?
赤ちゃんの脳や運動はどのように育っていくのでしょうか。
ベビーマッサージやふれあい遊びで育てる「五感+2つの感覚」について理解を深めましょう。
豊かな感覚の経験は、赤ちゃんの脳を育てる栄養です。
赤ちゃん教室をしていると、早期教育や習い事の相談を受けることもあるかもしれません。
お教室でもいろいろな物を取り入れてみたくなったり、プラスαの何かがないと選ばれない気がする、という先生たちの声もよく聞きます。
もちろんスキルアップや新しい学び、メニューも否定しませんが、赤ちゃんに必要なのは「豊かな感覚の経験」です。
感覚について理解すると、お母さんからの何気ない質問の捉え方や、ちょっと気になる様子にも、赤ちゃんやお子さんを見る視点のヒントになります。
「感覚統合」という言葉も聞いたことがあると思いますが、これは誰に対しても役立つ視点です。
指しゃぶり、砂遊びを嫌がる、ブランコが苦手、トイトレがこじれているといったお母さんからの相談にも、「感覚」の視点で一緒に考えていける場面があります。
そのくらい、普段から赤ちゃんや子どもたちを観察したり、お母さんと一緒に考えていく中で私がよく使っている視点です。
そしてその中でもやはり「触覚」の働きに注目したいですね。
脳の話って苦手・・・という方もいるかもしれませんが、私たちの提供しているベビーマッサージの中でお母さんが実感できる方法で伝えていけるようになりましょう。
ハイハイを始めたり、1歳を過ぎるとベビーマッサージができないのではないか、と思うお母さんも多いです。
指導者も、活発に動き出すようになってからのベビーマッサージで悩み、質問の多い内容です。
もちろん、赤ちゃん向けのベビーマッサージがそのままキッズにも応用できますし、成長に伴って楽しさが増していくようなふれあい遊びもたくさんありますよね。
私は幼児期やきょうだい育児にこそ、コミュニケーションや接触のルールを伝える手段としてのタッチケアの価値が大きいと考えています。
赤ちゃん返りや登園しぶり、友達との接触のトラブルも、成長の機会と捉え「丁寧に触れて育てているから大丈夫」と思える親子関係を支援していきましょう。
1歳前後で保育園入園になる子も多い中、お家育児を続けるママのサポートも重要です。
幼児向けクラスや育児サークルの運営を考えている方にもおすすめの内容です。
実際の1.2歳児クラスで行なっているプログラムの紹介のほか、国際リドルキッズ協会キッズインコンタクトプログラムからも引用します。
食事を取り巻く環境も、想像以上の速さで変化しています。
10年間赤ちゃん教室を続けていますが、「取り分け」という概念が通用しなくなってきたことを実感しています。
ベビーフードや食具も種類や使用方法が増え、常に新しいものの質問に対応しています。
お母さんたちに寄り添うための「バリエーションのレシピ」や「離乳食カレンダー」「アプリ」が反対に苦しさを増していることも多いです。
具体的な相談の中では、解決の際「大人と食べるものや時間が別」ということが難しさになっていると感じています。
私は「離乳食もコミュニケーション」として伝えています。
お母さんたちからいただく質問を想定しながら講座を進めていきます。
後半は実際に歯科医院での離乳食講座でお伝えしている
・はじめてのスプーンの選び方と使い方
・食事椅子の選び方
・コップ練習の進め方、ストローの使い方
・手づかみ食べの考え方
についての内容です。
※栄養やレシピについての内容は含みません。
ベビーマッサージの効果のほとんどは、自律神経やホルモンの働きに根拠があります。
ベビーマッサージのすごい!ところは、何か一つの効果を期待しても、全部を叶えてしまうところ。
それは感覚器官と身体の機能が、神経を通じて脳とつながっているから。
ここまで聞いても「・・・」とフリーズしてしまい、わかっているんだけど、なかなか場面を捉えて伝えるのは苦手という指導者さんも多いです。
そしてベビーマッサージは、赤ちゃんへの効果と同じかそれ以上に、お母さん(家族)への効果が大きいです。
産後うつ予防が期待できることはみなさんもご存知ですよね。
教室でも、心身の不調について話題にできるオープンな雰囲気を作り、自律神経やホルモンの働きについてと、改善が期待できる効果についてお話しすることもあります。
産後はその働きが乱れやすいことを「知っている」だけでも救われることがあります。
少し客観的に自分を見つめたり、この不調は自分の努力不足のせいではないと理解できるからです。
しかしそのような相談があった時、私が「解決してあげる」ことはできません。
どのような手順で行政の相談、支援や受診につなげていくかについても、シュミレーションしておくことは大切です。
お母さんたちには、自律神経やホルモンについての仕組みを理解してもらうより、暮らしの中での具体的な場面への共感につながる伝え方が大切です。
そしてそこに、少し「タッチ」を加えてみようかな、という動機になる実感をプラスできたらいいなと考えています。
何かあった時に、子どもにも、自分にも、まずは丁寧に触れてみようと思えるママがもっと増えたらいいな。
ベビーマッサージがなぜ心身ともに効果をもたらしてくれるのか。
どのような切り口からでも自信をもって伝えられる指導者になっていきましょう。
コロナ禍ではなかなか地域のお母さんたちに向けての教室開催が難しい状況がありましたね。
その間に、オンラインでのレッスンも普及してきました。
SNSでの集客がうまくいかずに、心が折れかけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それでも
☑︎地域のお母さんと赤ちゃんたちに直接届けていきたい
☑︎地域の中で信頼される教室を構築していきたい
と願う方向けの内容です。
私の教室の集客はSNSよりも、口コミや紹介、地域の会場の力を借りている部分が多いです。
地域のお母さんたちと繋がっていくためには、自分自身の「足」を運ぶことや、自分のしていることを「直接」話せる人にどんどん伝えていくことも大切です。
よくある質問
☑︎ボランティアはした方がいいの?
☑︎横のつながりはどうやって作るの?
☑︎コラボイベントをするときの注意点は?
☑︎無料と有料レッスンの違いは?
をはじめ、
団体設立の経験や、助成金事業、行政との連携の考え方も含めお話しします。
《対象》
ベビーマッサージ等赤ちゃん教室の指導者
地域の子育て支援に携わる方
《日時》
①4/22(土)接触のルール
②5/13(土)感覚を育てる
③5/20(土)キッズタッチクラス
④5/27(土)離乳食とコミュニケーション
⑤6/10(土)自律神経とホルモン
⑥6/17(土)地域における支援
各21:00-23:00
録画受講可能
オンラインzoom開催
《受講料》
107,800円(税込み)
1テーマごとの単発受講:22,000円(税込)
※「タッチがあれば大丈夫講座」受講済みの方→96,800円(税込)
2022年zoom講座、2023年度動画講座どちらも可
※2022年スキルアップスクーリングを受講済みの方
受講済みテーマの再受講・・・11,500円(税込)
全講座再受講・・・53,900円(税込)
④食とコミュニケーションは、対面離乳食講座で置き換えます
照らし合わせの不明点は個別にお問合せください
全講座受講でタッチ育児アドバイザー講座修了証を発行します。
・2022年受講済みのものもカウントします(修了証発行の条件に再受講は不要です)
・今後も、年をまたいでの受講もカウントします
・次期開催は現在のところ、早くて2023年11月以降になります
《募集》
2023年3月31日まで
不明点は事前に問い合わせてからの申し込みをお願いします。